株式会社ロビンス
特別清算を申請
元事業者金融
負債132億円

6月29日に（株）ロビンス（鹿児島県鹿児島市山下町9-1)は、鹿児島地裁へ特別清算を申請した。
当社は6月25日開催の株主総会で解散を決議していた。　負債は約132億円。
鹿児島県内で負債総額100億円を超えたのは、平成9年8月の林田産業交通(株)(負債総額208億円)以来11年ぶりで、今年に入っては鹿児島県内最大の倒産となった。 

昭和42年6月創業、昭和57年4月に法人改組した貸金業者。

　しかし、現金決済の増加等で手形の流通減少や貸金業法改正によって金利が抑えられたことで事業規模は縮小傾向にあった。さらに、貸金業免許更新の際に役員の一人が貸金業登録の要件を満たさないことが判明。九州財務局から免許取消しの行政処分か廃業届けの二者択一を迫られ、２１年１月９日貸金業の廃業届を提出、以降は不動産賃貸業務を主業としながら弁護士を交え関係先との債務整理を協議していた。　 

　受け皿会社の新設や他社への営業譲渡を模索したが債権者の同意を得ることができずに、先行きの見通しが立たないことから、今回の措置となった。