アイコン 徳島銀行・高知銀行、阿波エンジニアリングに焦付き

両行は9日破綻した阿波エンジニアリングに対して次の通りね焦げ付いた。

徳島銀行は、13億円の焦付、高知銀行は、8億45百万円の焦付き発生、担保と前期末引当金で保全済みとしている。
両行は、3月決算段階で引当金等積み、阿波エンジニアリングの破綻は時間の問題であったようだ。
同社は、バッテリー関連の電池組み立てラインを主力に、FA関連、食品機械・医療機器、航空・精密機器の製造を手掛けていた。特に電池関連では多様化に対応し、リチウム電池の新注液システムを開発するなど高い技術力を持ち、各メーカーから安定した受注を確保していたが、不況になり受注が激減、資金繰りが悪化して今回の事態となった。
こういう技術力を持った会社を銀行も大手企業も助けないようでは日本の将来も見えたものである。
経営者も嫌気して自己破産では技術も従業員も取引先もいたたまれない。同社の破産管財人は、至急、中国企業に営業権譲渡の動きを取ったら如何だろうか。中国企業は将来性ある会社に対しては資金は出すし、将来もある。
横並びの経営手法の日本には将来がないのではなかろうか。

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[ 2009年7月10日 ]
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