楽天フィナンシャルソリューション株式会社
特別清算開始決定
システム運用受託業
負債　54億8000万円

7月7日、楽天フィナンシャルソリューション（株）（東京都品川区東品川4-12-3）は、特別清算開始決定を受けた。　４月２８日株主総会の決議により解散、７月２日東京地裁に特別清算手続開始を申し立てていた。負債は約54億8000万円。 

平成18年7月に楽天（ＪＡＳＤＡＱ）と東京都民銀行の共同出資により設立。
両社の取り組みスタンスの違いから思うように収益があげられず、19年12月期には年収入高約1億1600万円の計上に対し、当期純損失約15億8400万円を計上、また20年12月期には年収入高約2億9300万円に対し、当期純損失約56億3200万円の大幅な赤字決算となり債務超過に陥っていた。

　こうしたなか、20年８月に親会社である楽天（株）がイーバンク銀行（株）と資本・業務提携に関する基本合意書を締結したことにより、東京都民銀行との業務提携契約を解消。
その後、21年2月には楽天がイーバンク銀行の連結子会社化を実施し、当社の事業目的が喪失したことから今回の措置となった。