アイコン ㈱フクケンカナモノ/破産/負債総額約2億円

代表:高崎康彦(64歳)
所在地:福岡市博多区古門戸町5-1
設 立:昭和36年7月、(創業)昭和27年3月
資本金:1,000万円
業 種:建具用金物販売
年 商:4億円
取引先:仕入先:ユニオン・オリエント産業・日本ドアチェック製造、クマモト・堀商店・中西産業等
    販売先:不二サッシ・トステム・三協サッシ・新日軽・安藤建設等
取引銀行:西日本シティ銀行・親和銀行
代理人:早川政路弁護士(森部・松尾法律事務所、福岡市中央区赤坂1-10-26、電話092-771-2535)

同社は、地場老舗の建築金物施工業者であるが、昨今の急激な建築物の減少から、ジリ
貧に陥り、資金繰りが悪化、今回の事態に至った。
建具業界は、木製・鋼製を問わず、厳しい競争に煽られ、ジリ貧な業者が多クリスクも高い。これらの企業を避けるように同社はサッシメーカーと取引していたが、利益は全く取れない状態であった。特にこれら大手メーカーは、建築金物のメーカーと直で取引することもでき、伝票通しの商売は薄利でしか取引できない状態であった。そのため住宅建築着工件数が落ち込めば、同社の薄利多売での営業は多売できなくなり、社員の経費もまかなえなくなり経営は難しくなっていた。
 現代表は、先代の高山社長が平成18年に亡くなったのに伴い、副社長から社長になっていたが、亡くなった当時は建築着工数も多く、先代社長の退職金等の資金流出もあっていたと思われる。破綻原因は売上のジリ貧が原因である。
 

[ 2009年11月18日 ]
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