アイコン バッグの「マルエム」の松崎㈱/自己破産

老舗バッグメーカーの(株)松崎(東京都台東区浅草橋2-16-8、代表:赤根克洋)は5月17日自己破産申請、受理された。申請代理人は高井章光弁護士(電話03-3519-7800)。破産管財人は澤野正明弁護士(03-6212-5500)。負債総額は約12億円が見込まれている。

同社は、明治22年創業の老舗カバンメーカー。海外・国内旅行用スーツケースを主体に、ビジネスバッグ、ハンドバッグ、学生カバンなど幅広く手がけ、「マルエムマツザキ」のブランド名を全国に広めた。1992年5月期の年商は約250億円。最近ではヤマノホールディングス傘下の堀田丸正がスポンサーとなり、07年9月に同社の100%子会社となった。さらに08年11月には、(株)トライアイズが、当社の全株式を引き取り、同社の連結子会社となり、再び立て直しに取り組んできたが、時代の流れに適わなかった。
お父さんたちには懐かしい「マルエム松崎」ブランドのビジネスバッグであるが、最近は中国製の安価なバッグが、購買の主流となっており、同社も時代の変化に付いていけなかったようだ。
 

[ 2010年5月18日 ]
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