アイコン 太陽殖産(株)/会社更生法申請 負債額417億円

林原グループの太陽殖産(株)(岡山市北区下石井1-2-3、代表:福田惠温)は5月25日、東京地裁に会社更生法の適用申請を行い、同日、更生手続開始決定を受けた。更生管財人には松嶋英機弁護士(電話03-5562-8500)が選任されている。
負債額は保証債務含めて417億円。

粉飾決算で破綻したバイオ事業の林原グループの関連会社。土地の有効活用や地域開発、自社及びグループ会社名義で有する全国各地のビル、ホテル、駐車場等の賃貸管理といったグループ全体の不動産関連業務を主体に保険代理等も行い、近年は10~11億円の年商があった。
今年2月2日、(株)林原、(株)林原生物化学研究所、(株)林原商事と太陽殖産のグループ4社は、会社更生法の適用を申請したが、太陽殖産は債務超過状態でないことから除外されていた。
しかし、太陽殖産はグループ間での資金貸借や保証債務等関係にあり、同社も会社更生法による再建が必要との判断に至った。
同社グループは不動産投資や過大な工場投資から粉飾を繰り返し、グループ間の資金のやり取りは搦め手状態であり、グループ全体を会社更生法により再建されるものである。当然グループで保有する京都のホテルなども売却されよう。

 

[ 2011年5月26日 ]
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