アイコン タマホームもびっくり タタグループ5万5千円で住宅開発

世界をびっくりさせた世界最低価格の小型自動車「ナノ」を2年前に売り出したインドの財閥タタグループは17日、700米ドル(約5万5000円)の「住宅」販売計画を進めていると発表した。
 組立方式の屋根、ドア、窓や床などを売る。より高い価格を払えばベランダ、ソーラーパネルもオプションとして用意する。基本モデルの住宅の広さは20平方メートル。土地を既に保有する買い手が注文すれば1週間で完成。
 

 インドでは、地方部の村落などに居住する数百万人規模の貧困層の需要を視野に入れた住宅プロジェクト。貧困層の大半は家を建てるほどの財力はなく、泥やわら製の粗末な住宅に住んでいる。
 地元のCNN系列テレビ局によると、タタグループはこの住宅への関心の度合いを調査する試験事業を行っている。地方部で必要とされる住宅条件をより良く把握するため村落の運営組織の意見も求めているという。

 例えば、連結して80平方メートル(日本の分譲マンション程度)にしても、22万円で建てられることになる。
これは、輸送コストを踏まえても輸入する価値があろう。何事も研究だ。
 
日本でも超低コストの住宅は、パネル工法を駆使すれば可能であるが、大手メーカーのマスコミを利用した圧力や体裁を好む人種にあり、安す物は悪かろうというイメージを植え付けている。そこには高付加価値製品の追求はあるものの、ベーシック部分が大きく損こなわれている。(トヨタカンバン方式では「あったら便利」を完全排除しているが、日本の生活では「あったら便利」だらけになってしまっている)
日本における低価格住宅の究極は、仮設木造住宅であり、東日本大震災では、床面積30㎡の木造平屋建の仮設住宅が注目されている。大工さん込みで建設費は237万円(住田住宅産業)という。
木材の宝庫である九州でもこうした企業が登場することを望むものである。
 

[ 2011年7月25日 ]
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