アイコン (株)渡嘉敷組(名護市)/破産申請へ

建築・土木工事の(株)渡嘉敷組(沖縄県名護市大東3-21-6、代表:座間味榮仁)は3月6日事業停止、事後処理を島袋秀勝弁護士(電話098-834-9045)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。
負債額は約19億円。

同社は昭和5年3月創業の建築・土木工事業会社。沖縄県北部のゼネコンとして知名度及び実績は豊富であった。平成21年5月期には約36億円の売上高を計上していたが、その後は官庁工事の受注も減少を辿り、民間工事も不況から受注が減少していた。また、平成21年に発生した沖縄建設業界の談合事件では、公取委から課徴金や県への損害金支払を命ぜられ、同社は資金繰りに窮していた。
なお、関連会社で建材卸及び不動産業の(株)渡嘉敷興産(沖縄県那覇市泊2-7-11、代表:渡嘉敷和子)も同様な措置に至っている(負債額約1億円)。

[ 2012年3月 6日 ]
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