アイコン (株)玉川工務店/自己破産へ

土木・建築業の(株)玉川工務店(広島県庄原市新庄町270-19、代表:玉川淳)は3月13日事業停止、事後処理を水谷耕平弁護士(電話082-555-4501)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。負債額は約16億円。
同社は昭和40年8月設立の土木工事主体の建築工事業者。以前は40億円以上の売上高を計上していたが、官公庁工事や民間工事の減少から、平成22年10月期は14億円台の売上高まで落とし▲80百万円の赤字を露呈するなどしていた。

この間、2004年11月福山競馬場の馬券や防府競輪場の車券の場外馬券売場「BAOO宇部」を開設するなどもしていた。しかし、こうした資金流出は、資金の固定化を招いていた。
リーマン・ショック以降は、受注環境にも恵まれず、資金繰りおよび先行きの見通しも立たず今回の事態に至った。
場外馬券売場「BAOO宇部」の行方が今後注目される。

(株)玉川工務店 平成22年10月期   /千円
流動資産
1,516,348
流動負債
1,023,822
 
 
固定負債
680,369
固定資産
253,751
自己資本
65,908
 
 
(資本金)
20,000
総資産
1,770,099
負債+自己資本
1,770,099
・売上高14億77百万円、粗利1億05百万円、経常利益▲-80百万円、自己資本率3.56%
・土木50%、建築50%

場外馬券売場「BAOO宇部」

[ 2012年3月14日 ]
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