アイコン トヨタ 今夏 超小型モビリティ「COMS」(コムス)販売開始へ 超ミニカー

超小型モビリティ「CMOS」(コムス)

トヨタグループのトヨタ車体は、量産型のEV車「COMS」(超ミニカー)の新モデルを開発、今夏にも販売を開始する。トヨタ店で販売されるが、「COMS」はトヨタ車体のロゴとなっている。「COMS」には、P-COMとトランク付きのB-COMの2車種が用意される。

4日には、国交省自動車局より「超小型モビリティ導入に向けたガイドライン」が発表されたが、それを待たずに生産されている。

 というより、トヨタ車体では、ゴルフカーなみの従来型の「COMS」をこれまで販売してきたが、今回フルモデルチェンジ、実用性に富んだ車両に仕上げたものである。

 EV車の「COMS」は、充電時間は家庭用100V電源でフル充電に約6時間、1回のフル充電での走行距離は約50kmとなっている。1回の充電にかかる費用は約80円(夜間電力も使用)となっている。

「COMS」は、第1種原動機付自転車(四輪)扱いで、車庫証明や車検、重量税、取得税など不要、但し、運転は普通免許が必要。タイヤは初めて軽車両用を用い、安定性や安全性を飛躍的に向上させている。
法定速度は60km/時速、最大積載量は30キロまで。原付であるが2段階右折やヘルメットの着用はいらない。その代わりシートベルトの着用が必要。エアバックは付いていない。
 肝心の価格についてトヨタ車体は、従来型の79万~93万円より、安く提供するとしている。

完全にチョイ乗りの車として利用できるが、残念なことにドアがない。販売価格を安く設定していることからか、原付仕様での限界なのか。
オプションで幌地のドアを取り付けることができるようになっている。いくらシートや機器が防水型になっていようが、雨の日の利用や冬季の利用を考慮すれば、標準装備すべきであり非常に残念である。

国交省自動車局の「超小型モビリティ導入に向けたガイドライン」では、超小型モビリティの位置付けを原付と軽自動車の間に設定しており、原付として開発された「COMS」の新モデル車とは大きな違いとなっている。
ガイドライン車は、ちゃんとドアが付き、乗車定員も1~2名となっており、次世代の「COMS」は、超小型モビリティとしてガイドライン許容車として開発が待たれるものとなった。

それでも、先行している価値はあり、片道25キロ、近場の通勤や買い物には重宝されそうだ。

[ 2012年6月 5日 ]
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