アイコン (株)塩見ホールディングス/第3者破産申立てによる破産開始決定 負債額125億円

元上場の建設会社(株)塩見ホールディングス(東京都千代田区鍛冶町1-6-1、代表:塩見信孝)は、債権者による第3者破産申し立てにより7月18日、 東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、武井洋一弁護士(電話03-5408-6164)が選任されている。
 負債額は、約125億円。

元大証2部上場の同社は、建設総合コンサルタントグループを目指して積極的なM&Aを行い、2008年(平成20年)3月期末には、設計、建設、建材事業などを核とする連結子会社23社を抱える企業グループに拡大させていた。
しかし、リーマン・ショック以降、建設市況が悪化したことから業績も急悪化。拡大戦略から転換し、経営立て直しに向け、子会社や保有不動産の整理・売却を進めていたが、平成23年3月期決算において債務超過に至り、監査法人が監査報告書に「意見を表明しない」としたため、昨年23年10月に整理銘柄となり、同年11月8日上場廃止となっていた。
債務超過から資金繰りも改善せず、債権者の破産申立てにあえなく、破産となった。

なお、23年3月期における連結売上高は3億88百万円、営業利益は▲8億08百万円、有利子負債は107億47百万円。
主な借入先は、合同会社白虎27億18百万円、三菱東京UFJ銀行9億37百万円、琉球銀行5億55百万円、兵庫県信連(農協)4億26百万円となっていた。
 

[ 2012年7月25日 ]
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