同社は、戸田建設の子会社、戸田が建築するマンション工事の内装工事を受け持っていた。平成１８年３月期の売上高は約６６億円を計上していたが、リーマンショックにより、マンション建築工事が大幅に減少したことから、２３年３月期の売上高は約３６億円まで減少していた。しかも、その売上高は、過大計上されていたと戸田建設が発表、２４年３月期には約１４億円の債務超過に陥っていることが判明していた。今回、戸田建設により清算させられたものである。

戸田建設の今期業績予想は次の通りとなっており、シプコー工業に対する未処理部分を特損計上するものと思われる。