アイコン 詐欺会社ワールドゲートカンパニー関係者8人逮捕 今頃、のんびり屋さんの警察

海外先物オプション取引の投資話で虚偽の説明をして金を騙し 取ったとして、福岡・宮城両県警の合同捜査本部は14日、福岡市博多区の投資コンサルタント会社「ワールドゲートカンパニー」(破産手続き中)の元社 長・前田博秀容疑者(福岡市博多区博多駅南4)ら9人を詐欺容疑で逮捕した。
両県警は同社が2008年頃から、九州や東北を中心に2府15県の高齢者ら約850人から約42億円を集めていたとみて全容解明を進める。

逮捕されたのは、
元社長   ・前田博秀容疑者(54)(福岡市博多区博多駅南4)
元専務   ・晴山佳須夫(40)(東京都豊島区駒込3)、
元本社支店長・川口隆之(35)(東京都世田谷区松原1)、
元仙台支店長・川崎岳(34)(東京都中央区日本橋茅場町2)
元大阪支店長・伊勢正光(40)(東京都中央区日本橋茅場町2)
同の各容疑者ら。
 発表によると、前田容疑者らは09年8月頃から10年7月頃までの間、福岡県大牟田市の男性(63)や仙台市の女性(58)ら6人に対し、投資金の大半が手数料として同社に入るよう設定したうえで、利益を出すのが困難な取引であることを隠して勧誘。「投資した金は必ず2、3倍になる。絶対に損はさせない」などと虚偽の説明をし、6人からそれぞれ約56万~760万円、計約1380万円をだまし取った疑い。前田容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。

<2011年5月10日>被害者の申し立てにより破産開始決定
詐欺会社の(株)ワールドゲートカンパニー(福岡市博多区博多駅東2-5-37、代表:前田博秀)は2011年5月10日、詐欺被害者の申立てにより破産開始決定を受けた。破産管財人には、保全管理人の山本紀夫弁護士(電話092-714-0707)が選任されている。負債額は約50億円。

<2011年1月6日>家宅捜査
 同社は、福岡・宮城県警の合同捜査により詐欺容疑で家宅捜査を受けた。
両県警は、福岡市博多区の投資コンサルタント会社「ワールドゲートカンパニー」が顧客に対し、「絶対にもうかる」と嘘の説明をして、原油や金などの海外先物取引に勧誘した疑いが強まり、福岡、宮城両県警は2011年1月6日、特定商取引法違反容疑で本社や仙台市の支店などを捜索した。

<コメント>
 警察は全容解明が必要であったろうが、家宅捜査してから1年11ヶ月後に逮捕では、全く話にならない。
要は早期に逮捕し、資金の流れを解明し、詐欺で集めた資金を確保もしくは回収することにある。詐欺事件の場合は、逮捕は二の次ぎでも良いほどだ。今の警察や検察にはそうした機能はなく、社会問題化していても、詐欺にあった大勢の人たちから告発を受けても、民事事件だからかなかなか捜査を進めようとしない。
その間、当然、怪しい書類を全部処分(そもそもないのかもしれない)し、詐欺で集めた金
も殆どが処分(隠す・移す)される。これでは、逮捕を覚悟で詐欺を働く者たちには、全く対応できない。資金の流れを解明し、不法資金として全部回収し、詐欺を働く者たちに豚箱に入るというリスクばかりか、金にもならないことを突き付けなければ、こうした巨額詐欺は後を絶たないのが現実である。
詐欺した資金の回収がママならない現実の捜査のあり方では、こうした事件の犯人は、詐欺被害が総額億単位になれば、最低でも15年以上の実刑判決が逮捕された全員に望まれるところだ。

[ 2012年11月15日 ]
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