アイコン (株)カネモリ(福津市)/自己破産へ

水産加工地場大手の(株)カネモリ(福岡県福津市手光2558、代表:山崎勝広)とは4月8日事業停止、事後処理を森中剛弁護士(電話092-712-0070)に一任して、自己破産申請の準備に入った。

負債額は約8億円。

 同社は昭和49年7月に、かねもり商事(株)として福岡市中央区港1-2-21に設立された水産加工食品会社。さつま揚げ、蒲鉾、チクワなどを製造し、平成21年6月期には22億円以上の売上高を計上していた。しかし、納品先からの単価安要請や競争激化で、また材料コストなどの値上がりに低収益にさいなまれ、今回の事態に至った。

 なお、子会社で冷蔵保冷車による運送業の(有)カネモリ運送(福岡県古賀市青柳2811-1、代表:高塚清志)も同日事業停止、事後処理を井下顕弁護士(電話092-739-7300)に一任している。

 今後、カネモリの本店所在地(福岡市中央区港1-2-21)の不動産の行方が注目される。

[ 2013年4月 8日 ]
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