アイコン 韓国・坡州市のアフリカ豚コレラ 農家の防疫体制は完璧だった 北朝鮮経路?

 

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韓国・京畿道坡州市で14日、アフリカ豚コレラ(ASF)の発生が16日に公式確認され、飼育中の全頭3,950頭が17日までに殺処分された。
しかし、発病の原因と感染経路に関し、依然として正確な原因と経路は確認されていない。
最長の潜伏期間である今後3週間、全国のすべての豚農家で警戒を怠ってはならないとの指摘が出ている。
発生2件目となった蓮川の養豚農家は坡州市の養豚場と約40キロも離れているという。

韓国農林畜産食品部の発表によると、坡州市の該当農家は母豚から子豚を得る繁殖農家で、各分娩舎が分離された比較的設備が整った施設。
窓がなく密閉されている上、豚コレラの主要な感染経路である残飯を飼料として使ってもいなかった。
豚コレラを感染源の一つである野生イノシシの侵入を防止するための垣根の柵も設けられている。
農場を管理する農場主など5人(うちネパール人労働者4人)は、今年に入り国外旅行に行ったことはなく、ここ1ヶ月以上国際郵便も来ていないという。ネパールは感染国でもない。
このため、農場内部で感染経路を確認するのは難しくなっている。

<感染経路・北朝鮮説>
最近、農場を訪問した知り合いから感染した可能性、北朝鮮では5月、アフリカ豚コレラの発生が初めて報告されたが、北朝鮮から伝染した可能性も提起されている。
政府は北朝鮮地域の野生イノシシがウイルスを感染させた可能性もあると見て検討している。
今年5月に北朝鮮慈江道でASFが発生、飼育されていた豚99頭のうち77頭が死に、22頭は殺処分された。
坡州市内の養豚場は北朝鮮につながる漢江から約2キロ、臨津江から約6キロの距離にある。台風13号が9月7日、北朝鮮黄海道地域に上陸、国境地域に大雨が降り、ウイルスに感染したイノシシが流された可能性があり、そのイノシシが感染経路の可能性として上げられている。しかし、まだ、死骸のイノシシなどは人に確認されていない。
北朝鮮での発生地の慈江道は中国と川を隔てた国境地であり、イノシシの行動範囲は狭く、北朝鮮説を推測するには少し無理もある(但し、北朝鮮では報道されず、その後の感染拡大が生じているのかも不明)。

アフリカ豚コレラは、人は感染しても発症しない。基本的には「接触」により感染するが、病原菌に汚染した唾や尿、排泄物が豚の口や鼻の穴を通じて入ったり、前足で土を掘る動作をする時にも感染することがあるという。

韓国内のあるアフリカ豚コレラの専門家は、「坡州の農家が最初に発病した農家ではないかも知れない」として、「アフリカ豚コレラが発生した外国に行っていた人と農場の管理人が外部で接触した可能性など、すべての可能性を念頭に置いて最長の潜伏期間である21日間、全国すべての豚農家に対する警戒を怠ってはならない」と話しているという。
以上、

日本では、全国の農家に大量に外国人研修生が労働力として採用されている。彼らは比較的出身国の地方に住んでおり、一時里帰りなど日本との往来もしており、出身地に感染事例がないかチェックしておく必要もある。
日本の地方の農家では大量ではなく、副業として豚を少数頭飼育する農家もまだある。

韓国は朴前政権時代、鳥インフル感染で数千万羽の殺処分など何回も発生し、防疫体制が緩慢であったが、人のMEERS感染拡大防止に失敗したことなどを通じ、現在では、人・養鶏・家畜などの感染症の防疫体制が強化され運用されている。ただ、感染農家からの出荷黙認など末端当局との癒着はまだあるようだ。
アフリカ豚コレラや日本の豚コレラは共に野生のイノシシも媒介することから、厳しい初期対応が求められている。

[ 2019年9月18日 ]

 

 

 

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