アイコン 博報堂研「増税に関する生活者調査」発表 変化なし55% 駆込需要低迷

 

 

10月増税で、生活は「変化しない」が55.3%
「変化しない」と思う理由の1位は、「必要なものは買うしかない」
増税があっても必要経費は払わざるを得ないという、生活者の心情が浮き彫りに。

博報堂生活総合研究所は、10月の増税による生活者の変化を探るべく、5月から毎月、「増税に関する生活者調査」を実施してきた。
この調査は、首都圏・阪神圏・名古屋圏の20~69歳男女1,500人を対象に、「増税と軽減税率の実施によって、消費に関する行動や意識、暮らしぶりは変化すると思うか」どうかを、その理由とともに聴取したもの。

この調査結果を、当研究所が1993年からほぼ毎月聴取し続ける「消費意欲調査」の結果とともに分析したところ、今回の増税に関する生活者の心持ちは、過去2回の増税とは異なっていることがみえてきている。

<消費意欲指数>
1997年4月、増税1ヶ月前(60.6%)、1ヶ月後(60.0%)
2014年4月、増税1ヶ月前(50.2%)、1ヶ月後(49.4%)
2019年10月、増税1ヶ月前(48.0%)、

■結果の要約
・「増税による消費生活の変化予想」で「変化しない」と思う計は2ヶ月連続で増加、55.3%で最高値。
・「変化する」と思う計との差も15.0ポイントにまで広がる。
・「変化しない」と思う830人の理由は、
「必要なものは買うしかないから」が1位で突出(51.9%)。
「駆け込み消費はしない」(29.6%)、
「高額消費の予定がない」(27.8%)
「仕方ないから」(26.6%)
の理由が上位。

変化する思う605人
「買い控えや節約」(55.4%)
「無駄使い控え」(50.4%)
「2%増税は大きい」(46.3%)
「生活に影響」(37.0%)
「消費意欲減退」(35.4%)
の理由が上位。
以上、

以前から消費は低迷しており、消費税がどうであれ、必要なものは買うしかないという諦めムードが蔓延しているようだ。

[ 2019年9月20日 ]

 

 

 


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