アイコン 英EU離脱 「ジャガー・ランドローバー」離脱直後の1週間生産停止へ

 

 

英EU離脱が依然として決まらないなか、英国最大手の自動車メーカー「ジャガー・ランドローバー」(インドのタタ・モーターズ傘下)が、10月末の離脱期限の直後の1週間、混乱を避けるため国内のすべての生産を取りやめることを決定した。

英国では10月末の離脱期限まで1ヶ月あまりとなった今も、どのように離脱するのかが決まらないまま、議会で与野党が激しく対立していて、経済活動への大きな打撃が避けられない「合意なき離脱」となる可能性が残されている。

こうした中、英国の自動車生産の約3分の1を占める「ジャガー・ランドローバー」は26日、離脱期限の直後の1週間、国内すべての工場で操業を取りやめることを明らかにした。

これは合意なき離脱となった場合、部品調達が滞ることなどが予想されるためで、生産の混乱を避けるねらいがある。
また、ほかの自動車メーカーでも、トヨタが離脱期限の翌日に現地工場の生産停止を決めるなど一時的に操業を取りやめる措置が広がっている。

英国では当初、離脱が予定されていた今年3月29日に合わせて大手メーカーが相次いで操業を取りやめた結果、4月の自動車の生産台数が半分近くに減った経緯があるだけに、再び、生産が大きく落ち込むのではないかと懸念が高まっている。
以上、

イギリスで生産される自動車の部品はEU各国から、船・列車・トラックで搬入されており、EU離脱では、即刻、関税も発生し、国境での入管当局のチェックも受けることになる。
そのため、入管の検査を終えるのに、順番待ちで渋滞が発生し、長時間かかることになり、一巡繰りするまで混乱が続くと見られている。特に英仏海底トンネルで陸路運搬されるトラック便が問題となる。

保守政権のボリス・ジョンソン首相はゴリゴリの離脱派だが、保守党内でも離脱強硬派と合意後の離脱派、若干残留派に分かれ、対する労働党はほぼ残留派。
ボリス・ジョンソン氏の弟や親は残留派で、弟は今般EU残留を支持すると表明して、兄弟葛藤から議員を辞めた。
離脱は2016年6月に英国民が選択した結果であり、また2017年6月の選挙でも残留派の労働党は過半数を取れず、結果、負け、離脱の再選挙の機会を失い保守政権が続いている。
解散総選挙の可能性はほとんど無く、残るは、強行離脱か、円満離脱かの選択のみ。

一時の感情で何も考えずポピュリスターに扇動され投票したとしても結果がすべて、経済が・消費生活がどうなっても英国民が享受するしかない。英国は野菜類のほとんどをEUから輸入しており、離脱後は関税が課せられるようになる。

世界の金融都市「シティ」から、すでに多くの金融機関がベルギーやドイツに欧州本部を移転させ「シティ」の事務所を大幅に縮小させている。ほかの産業の大手企業もしかり。EUから進出している製造業も、多くが撤退を考慮しているという。
以上、

欧州は英EU離脱問題を抱え、米中は中国の火達磨状態での貿易戦争、日韓では、ボイコットジャパンだけにとどまらず、韓国が執拗に、内外であらゆる手立てで、日本攻撃・20東京五輪攻撃を続け、日本政府は堪忍袋の緒が切れるか、ヘドが出そうな状態が続いている。

日本は気兼ねして中途半端なやり方では墓穴を掘る可能性がある。中国を見習うべきだ。


 

[ 2019年9月27日 ]

 

 

 


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