アイコン 追報:アールズ(株)(宮城)/破産開始決定 負債額約31億円

 

 
 

各種クリーニング業のアールズ(株)(宮城県仙台市若林区卸町東1-3-10、代表:山内伸夫)は9月24日、仙台地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、伊藤敬文弁護士(電話022-262-4265)が選任されている。

負債額は約31億円。

同社は平成14年3月設立の靴・バッグのクリーニングを皮切りに一般クリーニング店舗の展開やホテルなどのリネンクリーニング事業にも進出、さらに飲食事業や学生寮運営にも乗り出し、グループ企業群を形成していた。

しかし、東日本震災で本業のクリーニング工場が被災し、大きく事業後退、支援ファンドなどからの資金調達で工場などは再開させたものの、客の廃業、客離れなどから、平成30年7月期の売上高はピークの1/3以下の10億円台にとどまり経営不振が続いていた。グループ運営の飲食事業の不採算店舗のリストラなどは遅く、負担にもなっていた。そうした中、関係先の経営破たんで負債が生じ信用低下、資金繰りにも窮し4月に事業を停止していた。

追、なぜか事後処理の代理人弁護士は大阪の弁護士だった。何か不透明なことでもあるのだろうか。

 

既報記事
アールズ(株)(宮城)/自己破産へ 負債額22億円

同社は東日本大震災で工場が被災、復興支援で資金が大量に入り込み、飲食店などの事業展開を拡大、しかし、飲食店舗などが軌道に乗らず撤退、平成30年7月期の売上高は10億円台であったものの資金繰りが逼迫、そうした中、簿外債務が発覚、粉飾決算であったことが露見して金融機関の信用も損なわれ、今回の事態に至った。

 

[ 2019年10月 2日 ]
 

 

 


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