アイコン アフリカ豚コレラ 中国+70%高 韓国▲40%値下がりの違い

 

 

韓国では9月17日アフリカ豚コレラ感染が確認され、豚肉卸売価格は当日1キログラム当たり5800ウォン(約530円)と前日比で+32.4上昇した。しかし、10月9日の報道では▲39%下落したという。アフリカ豚コレラを怖がり、購入を控える動きが拡がっているという。

中国国家統計局は15日、9月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比3%上昇したと公表した。
2013年以来最大の上昇幅となった。アフリカ豚コレラの影響で、豚肉の価格が急騰したことが主因。
(これまでに養豚数4億3千頭のうち1億頭以上が感染し死亡もしくは殺処分されている)。

また、国家統計局が発表した9月の生産者物価指数(PPI)は同▲1.2%低下し、3年ぶりの大きな下げ幅となった。9月のCPIは、8月と比べて0.2%上昇した。

9月の豚肉価格は前年同月比69%上昇したため、CPI全体を1.65%押し上げた。8月の豚肉価格の上昇幅は47%だった。
また、9月の食品価格は同11.2%上昇。8月と比べても1.2%上昇している。
豚肉価格によるCPIへの影響が大きいため、中国経済学者の何軍樵氏は「中国当局にとって米国産豚肉の輸入は急務であろう」と述べた。
同氏は、豚肉の消費量が急増する年末年始や中国の旧正月に、価格上昇の圧力が一段と強まるとした。

中国商務省は3回に分けて、中央政府が備蓄している3万トンの冷凍豚肉を市場に供給すると発表したが、効果は現れていない。
また、何軍樵氏は9月のPPI指数の不振が工業セクターの収益低迷に反映し、今後、企業の債務返済がより困難になり、融資コストがさらに拡大すると指摘した。
「米中貿易戦がPPI指数の低下の主因。米側の関税引き上げに対応して、中国企業は価格を下げ、収益が大きく減った。上場企業の第3四半期決算報告はこの現状を示している」

同氏は中国当局が企業への支援策として、利下げや市中銀行の預金準備率(RRR)の引き下げを実施する可能性があるとの認識を示した。
しかし、金融緩和策が景気回復につながるかは不透明だという。市場への資金供給は、CPI指数が大幅に上昇した今、インフレ圧力をさらに強めるとの逆効果がある。
以上、

中国の豚肉の輸入は、米国との貿易戦争の戦略的輸入商品、輸入をコントロール、漁夫の利に得て欧州から輸入されている。しかし、アフリカ豚コレラでの処分豚が大量に発生続け、絶対量が不足している。
中国は沿岸部の都市や重工業都市以外の地方都市はバブルの後遺症から借金漬け、地方政府はアフリカ豚コレラの感染豚処分につき、補償する必要があるが感染豚と認めず、飼育者は空き地に死骸を放置したりして感染を拡大させ続けている。こうしたことから、これまでに1億頭が死んだか処分されたという。

韓国では京畿道を中心に北西部の14ヶ所でこれまでに発生、ただ、防疫体制を強化しており、現在のところ北西部内の閉じ込めに成功している。ただ、北朝鮮では今年5月感染が報告され、全国へ拡大しているとされ、南北非武装地帯を介してウイルス付着小動物を感染ダニにより、南側の韓国へどこからウイルスが侵入してもおかしくない状況は続く。
(アフリカ豚コレラは、致死率100%、ウイルスなし。豚やイノシシだけが発症する)
韓国と中国の豚価格の差は、国民性の違いだろうか。風評・洗脳=知識不足=感情=爆発。
以上、
 

[ 2019年10月17日 ]

 

 

 


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