アイコン 日商エレ+トライアート+九州FG 行内でのスマホ制御実験

 

 

日商エレクトロニクスは、(株)九州フィナンシャルグループ(肥後銀行と鹿児島銀行の合体会社)と共同で、九州FG本部のオフィスエリア内で、(株)トライアートの技術を利用して、勤務中の行員の個人所有のスマホなどモバイル端末のカメラ機能を制御する実証実験を開始した。

■実証実験の概要
多くの金融機関や大手製造業では、社員によるスマホなどのモバイル端末の社内持ち込みを制限することで情報漏えい対策をしているが、今後モバイル端末を有効活用するには、持ち込み制限による運用は限界がある。
 
今回の実証実験は、ビジネスにおけるモバイル端末の活用や銀行員の柔軟な働き方を推進するため、九州FG本部勤務の行員20名を対象に、2019年9月後半からすでに開始し、2020年12月末まで実施予定。
 
日商エレは、ビットコインなどに代表される先進技術を得意とする(株)トライアート(下記参照)の技術を採用し、行員の入退館管理やカメラ機能を制御するしくみを提供する。
 
トライアートとは、
九州工業大学情報工学部に端を発するラボラトリー型の情報技術創出企業。
 
2012年6月、iPhone・iPadをフックとした遠隔医療システム『XMIX(エクスミクス)』をリリースし医療分野に参入。P2Pブロックチェーン通信を駆使した最先端の遠隔医療システムを開発・提供している。
 
AI画像比較システム『MIIDEL(ミーデル)』では、建築業界をはじめとする200社以上が導入している。
 
 
会社名
株式会社 TRIART(トライアート)
英名
TRIART,INC.
本社所在地
福岡県飯塚市川津680番地41CIRD
九州工業大情報工学部に隣接
代表者
今津研太郎
九工大情報工学部知能情報工学科時代に立ち上げた会社
設立
2003年1月(平成15年)
資本金
1,000万円
事業内容
ITソリューション事業 / ITコンサルティング事業 / インターネットメディア事業 / 情報デザイン事業
略歴
「ブロックチェーンによる次世代 仮想コンピュータ『XCOA(クロスコア)』の事業
版権保護に対応したXCOAによる電子書籍システムが『東京ガールズコレクション’11SS』のデジタルガイドブックに導入
医療情報を保護したiPhone・iPadを利用した遠隔医療システム『XMIX(エクスミクス)』/熊本大学医学部附属病院および熊本県内の6医療機関にて『XMIX』導入
JICAミャンマー中部地方地域の妊産婦医療改善のため遠隔医療システム『XMIX』テスト運用開始
名古屋大学医学部附属病院小児外科および連携病院にてXMIXの導入実験開始
米アップル社協力、トヨタ九州との協業により世界初のセキュリティカメラアプリを実現
画像の特徴点認識と学習による図面比較システム『MIIDEL(ミーデル)』販売開始
トヨタ九州との共同開発により『FLEXTHY(フレキシー)』の開発・運用を開始
トヨタ九州との共同開発により『XCOA』によるレクサス設計現場におけるリアルタイム映像連携を実現
プロボクサーの『村田諒太氏』・『(株)ミツフジ』と連携しスポーツ選手の体調管理や能力強化に役立つシステム開発を開始
ブロックチェーンやP2Pを応用したXCOA技術による、データを集約しないセキュアな大規模計算を実現
日本マイクロソフト社と協業し、Microsoft製品のビジネス活用に向けた次世代ネットワーク構築
前田建設工業と協業し、建設現場における新しい情報セキュリティシステムの実証実験を開始
 
トライアートの他社との違い
ITや医療のベンチャー企業は早期に上場して、資本を可能な限り掻き集め、新地で銀座で浪費しているベンチャー創業者も多いが、同社は資本金1000万円のまま、事業で食っているところがすばらしい。ただ、資本を集め、その資本で開発強化拡大も必要だろう。目が届く範囲内でも提携や人材を含めた買収により事業を拡大することも一策ではないだろうか。
 

[ 2019年11月20日 ]

 

 

 


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