アイコン ソフトバンクにまた逆風 ウーバー ロンドンでの営業更新できず

 

 

ソフトバンクが大株主でライドシェア米大手のウーバーテクノロジーズの安全管理体制に対する疑念が再び強まっている。
英国のロンドン交通局は25日、かねてウーバーの順法意識を問題視し、同社に対する営業免許を更新しないと発表した。
ウーバーにとって欧州最大の市場であるロンドンからの撤退を迫られれば、世界展開に打撃となるのは避けられない。
ウーバーはロンドンではハイヤーの営業免許を取得することでライドシェアサービスを手掛けてきたが、2017年9月に事故時の報告体制などを問題視した交通局から免許の更新を拒まれていた。
その後、裁判所が暫定営業を認めたことで、免許が失効した後も約2年間にわたってサービスを続けていた。
この間、ウーバーは対策の不備を認めた上で、乗客やドライバーが相談できる24時間対応の電話窓口を開設するなどルールへの適合を進めてきた。
ただ、今回、同交通局は、営業免許の更新を認めなかった理由について「ウーバーのシステムが、違う運転手の写真をアップロードできるように変わったことが主因だ」と説明している。

無免許や無保険の可能性がある車に、乗客を乗せることは認められないという判断だ。交通局によると、他の運転手のアカウントを使って客を乗せるなどしたケースが1万4千件もあったという。その中には交通局によって免許を取り消された運転手も含まれていた。

以上、報道参照

ウーバーは早期に完全自動運転車の時代に突入しない限り、身が持たない可能性もある。上場して一時45ドル以上した株価も今では30ドル割り込んでいる。

完全自動運転車の走行には、車両が完成したとしても、宇宙空間の高精細のGPS配置と5G以上が前提となる。5Gはアンテナ=中継局がこれまでより到達エリアが短く大量に必要となり、いろいろなこうしたインフラが広域で整備される必要がある。先進国でも最低10年~15年はかかるだろう。
ソフトバンクは、先見性はあるものの、孫氏に時間はあるのだろうか。
WeWorkの再建も従業員のリストラに加え、経営を悪化させた高額不動産取得分など大胆な資産処分も必要になってくるだろう。
今では、中国企業の買収を嫌う国も多くなってきている。
 

[ 2019年11月26日 ]

 

 

 


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