アイコン 福ビル&コア+ビブレ一体開発へ 西鉄とイオン発表

 

 

西鉄とイオンは、福岡市の再開発事業、「天神ビッグバン」の一環として、天神交差点の南東角にある「福ビル」や「天神コア」、それに、「天神ビブレ」の再開発を一体的に進め、地上19階、地下4階の大規模な複合施設を建設すると発表した。

西鉄とイオンは28日、共同で記者会見を開き、「福ビル」や「天神コア」、それに、「天神ビブレ」の再開発を一体的に進め、大規模な複合施設を建設すると発表した。

施設は、地上19階、地下4階で、商業施設や高級ホテル、それに、オフィスが入る。
このうち、福岡市で不足が指摘されているオフィス部分については、ワンフロアあたりの面積で西日本最大級となる計画する。
既存のビルを解体した上で、5年後の2024年夏に新施設をオープンさせる。

福岡市天神地区では、経済特区を利用して容積率などの規制が緩和され、明治通りや渡辺通りの昭和30年前後に建てられ老朽化したビルなどの建て替えを促す「天神ビッグバン計画」の再開発事業が進んでいる。

福岡空港が近く、これまで高度制限が最高66メートルであったが、経済特区で最高95メートルまで高度が緩和され、容積率を大幅に増加させることができ、賃貸オフィスとしても採算が取れる。

ただし、天神地区の経済特区は2024年末までに再開発を完了させる条件が付されており、再開発ラッシュになっている。
一方、「博多コネクテッド計画」は、博多駅の半径500メートルの建築条件の緩和により、期限の2029年末までに20棟の建て替えを予定している。

天神地区では、福ビル&コア+ビブレの南側にある天神イムズ(三菱地所)も建て変わる。
福ビル東側は、すでに福岡地所が天神ビジネスセンタービルを建設中。
天神ビブレの東側、スターバックスやジュンク堂書店などが入る「メディアモール天神(MMT)」も福岡地所が19階建ビルに再開発することが今11月に発表された。
MMTの東側にある福岡市役所別館(北館)も再開発される予定になっている。

福岡市や福岡都市圏は九州の中核都市として、地方都市からの人口流入があり、また企業や商業施設が集積され、ますます九州では福岡都市圏の一極化が進んでいる。
福岡市は経済特区の指定を受け、天神地区では天神ビッグバン、博多駅周辺では博多コネクテットの2つの計画を起動させ、大規模再開発が行われている。

過去、一極集中を避けるため、機能の分散化が叫ばれてきたが、安倍政権はより一極集中を高める制度導入を図っている。
国の試算では40年後の2060年には日本の人口は8600万人まで減る。少子高齢化は2050年初頭まで続くが、人口はその後も減り続ける。

40年後は、九州+四国+中国地方+北海道+東北の人口が0になる計算。
地方の新幹線も高速道も建物も抱えられなくなる。

ちなみに福ビルが完成したのは1961年、58年を経過している。
政治は2060年を描いて国家の絵を描いているのだろう?
40年後の九州はベトナムや中国に売却されたり、開放されているかもしれないが・・・。

 

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[ 2019年11月29日 ]

 

 

 


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