アイコン 追報:(株)熊本清掃社(熊本)/破産開始決定 「バイオプラザなごや」汚染水未処理海へ

 

 

産廃の(株)熊本清掃社(熊本市西区池上町1000-527日、代表:村平頼宣)は12月13日、東京地方裁判所において、破産他続きの開始決定を受けた。破産管財人には、綾克己弁護士(電話03-3271-5140)が選任されている。

負債額は約20億円。

同社は昭和46年8月設立の生ごみのリサイクル施設「バイオプラザくまもと」等を運営する産廃収集、処理業者。同社は、「バイオプラザくまもと」、「バイオプラザなごや」を開設して、スーパーやホテル、官公庁などからも生ごみを回収し、堆肥を製造し、平成30年3月期には約20億円の売上高を計上していた。

しかし、2019年1月、「バイオプラザなごや」で、堆肥製造工程の汚水を処理せずに生みに流していたとして、代表らが逮捕され、現代表に代表を交代したものの、熊本市や名古屋市から産廃処理の事業認定を取り消され、今回の事態に至った。

 

↓産経新聞 2019年3月22日の記事

基準を超えた汚水を名古屋市港区の工場「バイオプラザなごや」から排出したとして、水質汚濁防止法違反罪で元社長らが起訴されたのを受け、名古屋市は22日、廃棄物処理法に基づき、工場を運営する廃棄物処理会社「熊本清掃社」(熊本市)に、工場の設置や廃棄物の運搬などの許可を取り消す処分を出した。

また市は同日までに、平成28~29年度に交付した補助金と加算金の計約2586万円を返還するよう同社に求めた。

市によると、工場は食品廃棄物を肥料化する施設。29年11月~今年2月に名古屋港へ出す排水を検査した結果、12回にわたって化学的酸素要求量(COD)が水質汚濁防止法の基準を超えていた。

 同社を巡っては、愛知県警が1月、同法違反容疑で元社長と社員を逮捕。名古屋地検が2月、元社長と同社を起訴した。社員は罰金50万円の略式命令を受けた


 

[ 2019年12月16日 ]

 

 

 


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