アイコン ボーイング737MAX機 昨年11月に今後とも墜落の可能性の調査報告FAA

 

 

2018年10月29日、インドネシアのジャワ海でライオン・エア610便(ボーイング737MAX8型機)が離陸後約10分で墜落、乗客乗員189名全員死亡。

2018年11月、米連邦航空局(FAA)が「平均で2~3年ごとに1回の墜落事故の可能性」の報告書作成報告。

2019年3月10日、エチオピアのアディスアベバ、ボレ国際空港より離陸したエチオピア航空302便(ボーイング737MAX8型機)が、離陸後約6分で墜落し、乗客乗員157名全員死亡。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は11日、2件の墜落事故が起きた米航空機大手ボーイングの新型旅客機「737MAX」をめぐり、1件目の事故後の昨年11月に米連邦航空局(FAA)が「平均で2~3年ごとに1回の墜落事故が起きる恐れがある」との分析をまとめていたと報じた。
FAAは2件目の事故が起きるまで運航を継続させており、改めてその判断に批判が集まりそうだ。

同紙によると、インドネシアで昨年10月に起きた1件目の墜落事故後の調査で、FAAは737MAXの自動飛行制御システムが改善されない限り、耐用年数の30~45年の間に最大15回の事故が起きると分析した。
これはボーイングやFAAが当時公表していた安全リスクを大幅に上回る水準という。

今年3月にエチオピアで2件目の事故が発生したことを受け、FAAは中国や欧州連合(EU)などの当局に遅れて運航停止命令を出した。日本では、米国を意識して遅れて国交省が外国の航空会社に対し、乗り入れを停止するよう求める通知を出していた。日本の航空会社は同型機の運航はしていない。 
以上、WSJ

ボーイング社は政府補助金も貰いながら、巨額のロビー活動費を議員たちにバラ撒いている。その効果は絶大、FAAからの天下りもある。米国では天下りは認められている異常さ(最近は不知)。
737MAX機については、FAAが機体認定する前の試験飛行で、ボーイング社のテストパイロットたちが、自動飛行制御システムの危険性を指摘していたものの、ボーイング社は隠蔽し、反映されなかったことが、テストパイロットたちの証言で明らかになっていた。

 

[ 2019年12月12日 ]

 

 

 


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