追報:明治時代創業の鳳鸞酒造(株)(栃木)/破産開始決定
既報。鳳鸞酒造(株)(栃木県大田原市住吉町1-1-28、代表:脇村光彦)は11月29日事業停止、12月3日に東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、飛田博弁護士(電話03-6228-4647)が選任されている。
負債額は約3億円。
同社は明治14年創業の老舗酒造メーカー。
「鳳鸞」をはじめとする清酒や「鳳鸞 那須の原ワイナリー」のワイン醸造所も併営していた。しかし、売上高は清酒離れから以前でも1億5000万円どまり、ワイナリーへの過度な投資から借入負担が重く、売り上げ不振から、最近では資金繰りにも窮するようになっていた。
追、暖簾を守るためにも民事再生を申請し、スポンサーに会社=暖簾を承継してもらう方策もあったのではなかろうか。銀行も同社を潰す前にスポンサーを見つけ、創業家に提案することも必要ではないだろうか。
[ 2019年12月12日 ]