アイコン 「500ドットコム」関係者3人も逮捕 人物像 浦添元市会議員も

 

 

東京地検特捜部は、自民党の秋元司衆議院議員が収賄の疑いで逮捕した事件に関連し、中国・深センに本社がありサッカーくじを主とするオンラインのスポーツくじなどの事業を手がける「500ドットコム」の顧問の紺野昌彦容疑者(48)と仲里勝憲容疑者(47)、それに日本法人の元取締役の鄭希容疑者(37)の3人を贈賄の疑いで逮捕した。
「500ドットコム」は国営企業が大株主、オンライン籤会社は2社、もう1社は国営企業。
中国にはカジノは存在しない。オンライン籤会社の2社だけ許可されている。

<紺野昌彦容疑者は>
「500ドットコム」の顧問として活動し、企業側と秋元議員や自治体などを結ぶ役割を務めていたという。

紺野顧問は、この企業の「執行役員」の肩書の名刺を持って那覇市やIRの誘致を目指していた北海道留寿都村をたびたび訪れ、村の幹部らと接触していたという。

紺野顧問は、2017年8月に秋元議員と企業のトップらが基調講演した那覇市のシンポジウムの開催に関わっていたほか、同年12月に秋元議員が中国・深センにあるこの企業の本社を訪問し経営トップと面会した際にも同行していたという。

紺野顧問は、留寿都村の関係者と面会した際には、秋元議員と親しい関係にあることを強調していたほか、昨年10月には、「内閣府副大臣」と書かれたプレートを掲げた秋元議員とのツーショット写真をみずからのSNSに投稿し、「お世話になっている方々の多くが入閣、留任されたのでご挨拶回り」などと記していた。

また、「500ドットコム」のオフィスとみられる写真を投稿していたほか、留寿都村のIR誘致についても投稿していた。

<仲里勝憲容疑者は>元浦添市会議員
紺野顧問とともに中国企業「500ドットコム」の顧問として活動していたという。
2017年8月に秋元議員と中国企業のトップらが基調講演した那覇市のシンポジウムの開催に関わっていたほか、IRの誘致を目指していた北海道留寿都村を訪れ、村の幹部らと接触していたという。

仲里顧問は、平成25年の沖縄県浦添市の市議会議員選挙で初当選したが、2期目を目指した2017年2月の選挙で落選していた。

仲里顧問は、ツイッターでみずからの経歴について、沖縄IR推進議員連盟の事務局長を務めているなどと記していた。
 

<鄭希容疑者は>東大大学院修了者
登記簿などによると、鄭希容疑者は2017年10月に中国企業「500ドットコム」の日本法人の取締役に就任し、今年9月に辞任している。
現在、COO=最高執行責任者を務める企業のホームページには、鄭元取締役の経歴について、平成20年に東京大学公共政策大学院を修了し大手商社に入社。その後、IT関連企業で中国事業を担当したあと、今年7月、インターネットのライブ配信アプリを運営する企業のCOOに就任したと記されている。

鄭元取締役は、2017年12月に秋元議員らが中国・深センにある中国の「500ドットコム」の本社を訪問した際にも同行していたという。

またIRの誘致を目指していた北海道留寿都村にも紺野顧問とともに訪れ、村の幹部らと接触していたという。

鄭元取締役を知る男性は、「中国出身だが、日本語が流ちょうで会話が巧みな印象だった。海外のカジノ事業の経営者と仲がいいという話をしていたのを覚えている」と話していたという。
以上、
 

[ 2019年12月25日 ]

 

 

 


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