アイコン ディスプレイ市場 大型TFT縮小 中小型TFT拡大

 

スポンサード リンク
 

マーケティング&コンサルテーションの富士キメラ総研は、ディスプレイ市場規模を次のように調査・報告した。
直近は、面積ベースで増加するも単価下落などによる縮小が続き、2020年以降はAMOLED(有機EL)がけん引し、拡大が期待されるディスプレイデバイスの世界市場となっているとし、その結果を「2019ディスプレイ関連市場の現状と将来展望(上巻)」にまとめている。
この調査では、ディスプレイデバイス11品目とその用途のアプリケーション14品目、ディスプレイメーカー11社の動向を分析した。

<調査結果の概要>
■ディスプレイデバイスの世界市場
2018年の世界市場は、中小型AMOLED=有機ELディスプレイが枚数ベースでは増加したものの大幅な単価下落により2桁減となったことや、大型TFTのタブレット端末向けの減少により縮小した。
2019年は、大型TFTがTV向けパネルの供給過剰による単価下落により、また、中小型TFTがスマートフォンにおけるAMOLEDの採用増加により縮小し、市場は2018年比▲4.3%減の13兆1,693億円が見込まれる。

なお、TFTは大型・中小型ともに苦戦しているが、AMOLEDは大型・中小型ともに好調。
韓国勢はOELDディスプレイを生産し、自社の大型OLED-TV向けに採用し、プレミアムTV市場と、OELD市場を牽引している。LGは他社大型TVにOELDディスプレイも供給し、サムスンは小型OELDディスプレイをアップルや中国勢の高価格帯のスマートフォン向けに供給している。

中小型AMOLEDはスマートフォンでの採用本格化もあり、単価下落が進んだものの枚数ベースで2桁増が見込まれることから拡大するとみられる。OELDの単価下落からスマホに採用するスマホメーカーを多くなり、市場は拡大する。

このほか、中国の後発メーカーの新生産ラインの稼働、折り畳みのフォルダブルフォンのAMOLED投入など今後に向けた動きも活発である。

2020年以降も大型TFTの縮小は続くが、中小型TFTは、スマートウォッチやヘッドマウントディスプレイ(HMD)などのウェアラブル端末、車載ディスプレイなどで需要を獲得し緩やかながらも拡大していくとみられる。
市場は、スマートフォンやTVを中心にほかの製品でも採用が広がるAMOLEDけん引し、この他マイクロLEDやマイクロOLEDなどの伸びも期待されることから、2024年には2018年比7.8%増の14兆8,253億円が予測される。


以上、リリース参照

TFT=液晶ディスプレイは、中国最大手の京東が韓国勢2社より生産サイズが大きなTFTを開発、商品1枚単価を大幅に引き下げたため、2019年には韓国2社は対抗して安価に販売するしかなく大赤字、生産主力をOELDにシフトしている。スマホやTVに自社製OELDを採用し、急速にOELD市場を拡大させている。

11月24日の朝鮮日報によると、
1、BOE(京東)は、9月に重慶市で465億元を投じる第6世代OLED工場を着工した。
2、中国の維信諾科技(ビジョノックス)は、今年9月、広州市で第6世代アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)モジュールの生産ラインの建設に着手した。
3、天馬微電子は、8月に8兆ウォン規模の第6世代フレキシブルOLED工場への新規設備投資を発表した。
4、恵科(HKC)は、湖南省長沙市で第8.6世代の大型OLED生産ラインの建設に入った。
と今後、中国勢が急激に追い上げてくる。

IHSによると、2025年のディスプレイ産業規模はLCD(液晶)が710億ドル、OLED(有機EL)が490億ドルの合計1200億ドルと予測している。OLEDはスマホやTVで伸びるものの、液晶のニーズは車両用や産業用にもあり、市場規模はLCDが大きくなっている。
 

[ 2019年12月 3日 ]

 

 

 

関連記事

 

 



PICK UP


PICK UP - 倒産