プラスチックごみをめぐっては、中国が環境保護対策の一環として２０１８年に輸入禁止に踏み切ったことで、世界に波紋が広がった。

仲介業者が新しい行き先を求める中で、マレーシアなど東南アジアの国々に違法なプラスチックごみが大量に押し寄せるようになり、マレーシア政府は過去にも輸送されたごみを送り返したことがある。

環境保護団体のグリーンピースがまとめた報告書によると、２０１８年１月～７月の間に米国からマレーシアに輸出されたプラスチックごみは、前年の倍以上に増えた。

フィリピンでも同じ問題が持ち上がり、昨年、大量のプラスチックごみをめぐってカナダと対立した。また、韓国へも５１００トンを送り返すことになっている。

昨年５月にはマレーシアを含む１８７ヶ国の政府が、有害廃棄物の国境を越えた移動を制限するバーゼル条約の対象にプラスチックを追加することで合意している。

マレーシアのゴミには日本も入っている可能性がある。