韓国では、南東部の養鶏場や養カモ場で、高病原性のH5N8型鳥インフルエンザが発生、その後北西部などに拡大、今度は南東部の密陽市でも発生したと報道されている。

 韓国農林畜産食品部は1月29日、韓国南西部・全羅北道の高敞郡で鳥インフルエンザが発生して以降、初めて南東部の慶尚南道で鳥インフルエンザ感染の疑いが報告されたと発表した。
同部では、該当する農場でサンプルを採取して感染の有無を調べる予定。

 また、今月27日に感染の疑いが報告された北西部、忠清北道鎮川郡のカモ農場で採取したサンプルから鳥インフルエンザウイルスが検出され、同地域にも感染が拡大したことが確認された。
 これを受け、同部はニワトリやカモを農場から出荷する前に臨床検査を行い、異常がない場合のみ出荷する「出荷前事前臨床検査制度」を施行すると発表した。

 29日午前現在、韓国で鳥インフルエンザ感染が確認された農場は28ヶ所。ニワトリ145万1000羽、カモ68万8000羽が殺処分されている。
 日本では、豚の伝染病PEDが畜産県で大流行している。鳥インフルが日本の鶏に感染しなければよいが・・・。
 中国は全土で、人殺しのH7N9型鳥インフルエンザが猛威をふるっている。27日現在、今年に入っての感染者数は49人、うち12人が死亡し1人が退院、36人が入院中。

 

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密陽市:韓国南東部の地図(密陽アリランの発祥地)