養豚業の(有)中尾畜産(島根県出雲市湖陵町大池313-1、代表:中尾健二)は12月24日、松江地裁出雲支部において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、周藤滋弁護士(電話0853-21-1725)が選任されている。

負債額は約2億円。

円安による飼料価格高騰で採算悪化。

これ以上円安が進行すれば、TPP導入前に養畜産業者は、かなり潰れてしまおう。オーストラリア産牛よりもっともっと安いアルゼンチン産やウルグアイ・パラグアイ産の牛肉が、いずれチリ経由で入ってくることになる。そうすれば、アメリカ産が高級品となり、国産牛は社長さんや議員さんご用達の贅沢品になる。

同社は出雲の神様の大国主命のご加護がなかったようだ。