中国向け鉄鉱石価格(スポット)は5月29日、▲1.3%下落し、1トン当たり96.80ドルと2012年9月13日以来の安値をつけた。
鉄鋼石価格は年初から▲28%近く下落。5月に入ってからの下げは▲8%を超えている。
中国の鉄鉱石需要は引き続き底堅く、4月の鉄鉱石輸入は8339万トンと過去2番目に高い水準を記録した。ただ、供給は需要を上回るペースで拡大している。
供給過剰を背景に価格の一段安が見込まれており、中国国内の製鉄所など高コストの製鉄所は今後操業を継続できなくなる可能性がある。
鉄鉱石価格が3年ぶり安値の86.70ドルをつけた2012年9月には、多くの製鉄所が閉鎖に追い込まれた。
<鉄鉱石価格推移>スポットではない
Jan-13
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Feb-13
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Mar-13
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Apr-13
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May-13
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Jun-13
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150.49
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154.64
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139.87
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137.39
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124.01
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114.82
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Jul-13
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Aug-13
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Sep-13
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Oct-13
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Nov-13
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Dec-13
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127.19
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137.06
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134.19
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132.57
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136.32
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135.79
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Jan-14
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Feb-14
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Mar-14
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Apr-14
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128.12
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121.37
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111.83
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114.58
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単位: USドル/トン
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円安一巡も下がらぬ日本の鉄鋼価格
大手鉄鋼メーカーは、年契約で鉄鉱石を購入しているが、鉄鉱石価格はドル価で大幅に落ちているものの、日本の鉄鋼価格は上昇し続けている。スポット率を上げたとしても円安は一巡しており、価格が上がる要素はない。
H型鋼は、電炉メーカーにより生産されるが、電力会社の値上げは、自社の発電所を有しており、燃料代の価格以外影響はない。
国内では、公共投資などにより需要が増加していることから、価格が高止まりしているものと見られるが、鉄鉱石(世界の大手3社で決定)も鉄鋼価格も国際価格となっており、国際価格に準拠すべではないだろうか。(過去、中国需要で、国際価格が急騰したときは、日本の大手は即値上げした。そのときより中国の生産量は4~5倍増加している)
韓国はたまたまウォン高となっており、日本への輸出は限られているが、中国から本格的に輸入されたら、日本の鉄鋼大手はひとたまりもないだろう。
大手鉄鋼メーカーは、年契約で鉄鉱石を購入しているが、鉄鉱石価格はドル価で大幅に落ちているものの、日本の鉄鋼価格は上昇し続けている。スポット率を上げたとしても円安は一巡しており、価格が上がる要素はない。
H型鋼は、電炉メーカーにより生産されるが、電力会社の値上げは、自社の発電所を有しており、燃料代の価格以外影響はない。
国内では、公共投資などにより需要が増加していることから、価格が高止まりしているものと見られるが、鉄鉱石(世界の大手3社で決定)も鉄鋼価格も国際価格となっており、国際価格に準拠すべではないだろうか。(過去、中国需要で、国際価格が急騰したときは、日本の大手は即値上げした。そのときより中国の生産量は4~5倍増加している)
韓国はたまたまウォン高となっており、日本への輸出は限られているが、中国から本格的に輸入されたら、日本の鉄鋼大手はひとたまりもないだろう。