2週間以上昏睡状態に陥っていた韓国サムスン電子の李健熙会長(72)が25日、意識を回復したとサムスンソウル病院の広報担当が26日発表した。医師によると、病状は改善しつつあるという。
 李会長が治療を受けているサムスン医療センターは週末、文書を通じ、李会長がさまざまな刺激に反応しているという。
また、李会長が意識を回復してから安定した状態にあると述べているが、話をできるかどうかについては言及していない。
 サムスン総帥の李会長は5月10日夜、呼吸困難に陥り自宅近くの病院で心筋梗塞の緊急救命治療を行った後、サムスンソウル病院に移送、ステント治療(冠状動脈の拡幅)を行い手術に成功していたが、意識は戻らず昏睡状態が続いていた。

今回の医師団・広報の発表では、どこまで意識が回復しているのか定かにしていない。