総 合病院「岡垣記念病院」・介護老健施設「清涼苑」などの医療法人社団清涼会(福岡県遠賀郡岡垣町中央台3-22-1、理事長:才田英次)および病院などの 不動産管理や施設管理の(有)岡垣メディカルサービス(福岡県遠賀郡岡垣町東山田1-10-32、代表:才田三枝子)は6月23日、事後処理を中山栄治弁 護士(電話092-712-2305)ほかに一任した。

負債額は約20億円。

岡垣記念病院の医療法人社団清涼会は1982年 5月創業、87年3月に法人化。総合病院「岡垣記念病院」を核に、1993年2月に開設した入所定員80名の介護老人保健施設「清涼苑」、2003年5月 に開設した定員18名の「グループホーム 桜坂」、居宅介護支援施設「ケアプランサービス清涼」などを経営していた。

2006年3月には病院(病床数105床)を新築移転し、2011年12月期には年収入高約19億7800万円を計上。直近の2013年12月期も年収入高約19億円を計上していた。

ところが、才田一族の欲の皮が突っ張り、診療報酬不正受給、指定医取り消し事件発覚

毎日新聞 2014年2月19日(水)22時17分配信記事

 九州厚生局は19日、福岡県岡垣町の「岡垣記念病院」(才田英次理事長、105床)が2009年9月~12年8月に診療報酬計約2億7000万円を不正受給したとして、6月1日付で保険医療機関指定を取り消すと発表した。

 九州厚生局によると、一般病棟で1日に必要な看護師数を満たしていないのに、足りているよう書類を改ざんする手口で入院基本料などの診療報酬を不正受給した。

九州厚生局の調べに、病院事務長が「病院を移転新築した際の借金があり、報酬額を下げたくなかった」と不正を認めたという。

 他に2012年6~7月、入院診療計画を策定しないなど要件を満たさないのに入院基本料など123万円を不正請求したことも判明している。

厚生局は病院側に再調査を命じており、不正受給額が膨らむ可能性もあるという。保険医療機関指定は、取り消し後5年間は再指定されない。

介護老人保健施設「清涼苑」、

「グループホーム 桜坂」、

「ケアプランサービス清涼」

は今後、第三者に施設を譲渡し、事業を継続する方針。