韓国の朴槿恵大統領(クネちゃん)は26日、フェリー沈没事故対応の不手際で辞意を表明していた鄭首相の辞表を差し戻し、留任させることを決めた。大統領府が発表した。
 鄭氏の辞意表明後、クネちゃんが指名した後任首相候補者が、二人続けて世論の批判を浴び指名を辞退したことから、現職続投で事態収拾を図った。
ただ、事故対応の責任を取るとしていた鄭氏の留任には批判が噴出しそうで、ますます頼りの支持率も下落することは間違いないようだ。
 大統領府首席秘書官は「非常に大きな政治空白と国論分裂を招いた。大統領は、このような状況をこれ以上放置できないと判断した」と説明。留任の場合は、国会の聴聞会を経る必要がなく、約2ヶ月続いた事実上の首相空席状態が解消することになる。

鄭氏は26日、「大統領の丁寧な依頼があったので、新しい覚悟で臨もうと思う。国家改造の先頭に立って、最後の力を尽くしたい」とのコメントを出した。
 鄭氏は4月29に辞意を表明。その後、次期首相候補に指名された元最高裁判事の安大熙氏は弁護士転身後の高額収入を批判されて指名を辞退。続いて指名された韓国紙・中央日報の元主筆、文昌克氏も、過去教会で「植民地支配と南北分断は『神の意思』」などと発言していたことが発覚し、今月24日に指名を辞退していた。
 首席秘書官は、大統領府に人事首席秘書官室を新設し、人事の事前検証などを徹底させることも明らかにした。
 鄭首相については、辞任表明当時、沈没船ソウォル号での救助のさなか、辞任を表明するとは無責任だと国民から批判を浴びた。
鄭首相は辞任の記者会見で「事故前の予防措置や、事故後の初動対応や収拾過程まで、多くの問題に適切に対処できなかったことを国民の皆様におわび申し上げる」、そのうえで「首相として、全ての責任を負うべきだと考えた」と説明して辞任を表明した。
沈没事故後の政府の対応にまずさがあり、国民の不満が噴出し、クネちゃんの支持率も急落していた。
ソウォル号の沈没では、海軍も海洋警察も動員されながら、船が傾いている間に救出された人たち以外、誰も救出されないという異常事態で終わり、多くの修学旅行の高校生を含む300数名の命が失われた。
韓国警察は今もって沈没船運航企業のオーナーの新興宗教の教主を追っかけまわしている。
韓国では若い女性信徒に対する強姦魔が教主であったり異常な宗教団体が多すぎる。爺さんの岸首相が懇意にしていた壷売り商法の統一教会もしかりだ。