ダイレクトメール代行の(株)オンライン(埼玉県川口市元郷3-4-11、代表:浜野和枝)は8月13日、東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、沢野忠弁護士(電話03-3833-3401)が選任されている。

負債額は約5億円。

脱税で信用失墜

  さいたま地検は2009年11月10日、法人税法違反の罪で、埼玉県川口市朝日のダイレクトメール製作会社「オンライン」など計4社と、同社の浜野和枝社 長(63)ら2人を在宅起訴した。起訴状によると、浜野被告らは売り上げの一部を除外するなどの手口で、平成17年6月から19年6月の間に、4社で計約 8億3500万円の所得があったのに過少申告するなどして、法人税計約2億2800万円を脱税したと報道されていた。

 当事件で顧客離れが進み、その後、業況は回復せず行き詰った。