7月の住宅着工戸数は、72,880戸(前年同月比14.1%減)、季節調整済年率換算値で83.9万戸(前月比5.0%減)。

・ 利用別にみると、前年同月比で持家、貸家、分譲住宅とも減少となった。
住宅着工の動向については、リーマンショックを受けた大幅な下落(平成21年度)以降、緩やかな持ち直しの傾向が続く中、消費マインドの改善等もあって、堅調に推移してきたが、このところ、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動もあって、減少している。
・持家(注文住宅)の着工は、本年2月から前年同月比で減少している。
・分譲マンションの着工は、建築費の上昇等の影響により、事業者間の契約・着工が先送りされているとの事業者の見方がある。 
また、貸家の着工については、相続税の節税対策等もあり、堅調に推移してきたが、前年同月比で17ヶ月ぶりに減少した。
このような状況の下、住宅着工については、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。
 
(注文住宅=持家)
前年同月比では6ヶ月連続減少(前年同月比▲25.3%減、季節調整値の前月比7.9%減)。
(賃貸マンション等=貸家)
前年同月比では17ヶ月ぶりの減少(前年同月比▲7.7%減、季節調整値の前月比9.2%減)。
(分譲マンション)
前年同月比では6ヶ月連続減少(前年同月比▲12.7%減)。
(分譲一戸建住宅)
前年同月比では3ヶ月連続減少(前年同月比▲3.7%減)。
 
住宅着工件数
 
賃貸建物の着工戸数推移
年月
賃貸着工数
前年同月比
イベント
総着工数
前年比
2012年1月
24,256
1.1
 
65,984
-1.1
2012年2月
22,798
9.4
 
66,928
7.5
2012年3月
23,468
7.8
 
66,597
5.0
2012年4月
25,823
16.5
 
73,647
10.3
2012年5月
23,853
15.3
 
69,638
9.3
2012年6月
26,976
3.3
 
72,566
-0.2
2012年7月
25,982
-14.7
 
75,421
-9.6
2012年8月
27,616
-2.7
 
77,500
-5.5
2012年9月
26,253
35.4
 
74,176
15.5
2012年10月
33,939
48.2
 
84,251
25.2
2012年11月
30,106
23.2
 
80,145
10.3
2012年12月
27,451
11.2
安倍政権誕生
75,944
10.0
2013年1月
24,649
1.6
 
69,289
5.0
2013年2月
22,257
-2.4
 
68,969
3.0
2013年3月
25,986
10.7
 
71,456
7.3
2013年4月
27,842
7.8
 
77,894
5.8
2013年5月
26,614
11.6
 
79,751
14.5
2013年6月
30,504
13.1
 
83,704
15.3
2013年7月
31,012
19.4
 
84,801
12.4
2013年8月
29,548
7.0
 
84,343
8.8
2013年9月
31,892
21.5
 
88,539
19.4
2013年10月
35,059
3.3
 
90,226
7.1
2013年11月
35,266
17.1
 
91,475
14.1
2013年12月
35,634
29.8
 
89,578
18.0
2014年1月
29,953
21.5
 
77,843
12.3
2014年2月
27,744
24.7
 
69,689
1.0
2014年3月
28,925
11.3
 
69,411
-2.9
2014年4月
31,177
12.0
消費税増税
75,286
-3.3
2014年5月
27,434
3.1
 
67,791
-15.0
2014年6月
31,052
1.8
 
75,757
-9.5
2014年7月
28,623
-7.7
 
72,880
-14.1
・2015年1月相続税増税、2015年4月消費税増税、2020年東京五輪
 
平成26年7月分 全建物着工数値
構  造
 
総  計
 
 
建築物数
床面積の合計
工事費予定額
建 築 主
(棟)
(㎡)
(百万円)
115
120,352
21,828
都道府県
247
157,314
37,033
市区町村
1,492
790,631
201,055
会社
16,229
4,903,258
784,933
会社でない団体
1,383
1,038,603
199,093
個人
30,976
4,248,808
763,328
合計
50,442
11,258,966
2,007,273