警視庁は24日、携帯電話の番号などを記録したICチップを、本人確認をしないまま不正に貸し出したとして、東京のレンタル会社「ベルプレイス」(中央区、店舗屋号「カリテル」)の従業員の安藤容疑者(43)を逮捕した。
この会社が貸し出した携帯電話の回線が、約40件の振込詐欺に悪用されたとみて捜査している。
安 藤容疑者は、9月上旬、埼玉県越谷市の東武伊勢崎線の駅の構内で、41歳の無職の男に対し、運転免許証などでの本人確認をしないまま、携帯電話の番号など を記録した「SIMカード」というICチップ2枚を計5万4千円で貸し出したとして、携帯電話不正利用防止法違反の疑いがもたれている。

ベルプレイスの名義の携帯電話の回線が、平成21年以降、約40件の振込詐欺に悪用され、1億円以上の被害が出ているということで、警視庁は、会社についても書類送検する方針。
ベルプレイスはNTTドコモに約130回線を保有している。調べに対し、安藤容疑者は容疑を否認しているという。
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今や警察にはサイバー専門部隊があり、こうした足はすぐ付く。