旧大黒山御所院の宗教法人大古久山御所院(秋田市上新城五十丁字館越6、代表:岡本龍明)は10月29日、名古屋地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、高柳元弁護士(電話052-201-5656)が選任されている。

負債額は約1億5千万円。

2008年12月負債額約200億円を抱え破産した(株)信和総合リース(東京都千代田区、代表:庄子興、実質代表:岡本龍明)は、事業者向け金融業を営み保険代理店も行っていた。
2009年1月16日時事通信は、手数料を詐取=アクサなどから約100億円と題して、次のとおり掲載していた。
アクサ生命保険などの代理店をしていた金融会社「信和総合リース」グループが、中小企業の名義を借りて、多数の契約を結んだようにみせかけて、保険会社から販売手数料をだまし取っていたことが分かった。信和グループが不正に得た手数料は100億円規模とみられる。信和と代理店契約を結んだ保険会社は複数あった。
以上、

その岡本龍明が2012年に当宗教法人の代表になっていた。警視庁は2012年7月、大古久山御所院・東京別院の所在する武蔵村山市の都立狭山自然公園の中にある廃墟を寺(納骨堂)では、増改築する工事が行われ、東京都に無届けで大量の土を運び込み土地の形を変えたとして、東京都自然公園条例違反の疑いで、寺の住職らが警視庁に逮捕された。逮捕されたのは、「大古久山御所院」の住職や暴力団関係者ら5人。2011年7月から12月まで、ダンプカー1200台分もの残土を搬入し造成したため、2012年5月、東京都と武蔵村山市が警視庁に告発していた。代表にはその後なっているが、その間も関与していたと見られる胡散臭い坊主。秋田市に本院、名古屋に愛知別院もあった。
今回の(宗法)大古久山御所院の破産は、計画が頓挫した大分県杵築市でのリゾートパーク地での大分別院設立に関する債権者の代位債権者から債権を譲り受けた第三者の債権者により、破産を申し立てられていたもの。