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<第4・四半期営業利益>年末商戦の期
サムスン電子が8日発表した昨年10~12月期決算(速報値)は、本業のもうけを示す営業利益は、前期比28.1%増、前年同期比▲37.2%減の5兆2,000億ウォン(約5,640億円/0.11円)だった。
中国市場では、スマホの中低価格帯が軒並み市場を中国勢に奪われ、値引き販売を余儀なくされている。

<第4・四半期売上高>
10~12月期の売上高は、前期比9.6%増、前年同期比▲12.3%減の52兆ウォンとなった。
昨年のようには年末商戦に乗り切れなかったことを示している。

<2014年通期>速報値
2014年通年では、減収減益となった。昨年の売上高は前年比▲10.2%減の205兆4,800億ウォン、営業利益は同比▲32.2%減の24兆9,400億ウォンとなった。

<半導体事業は堅調>
 電子業界は、サムスン電子の業績悪化の主因となったIT・モバイル(IM)事業部門の業績が、10~12月期はやや改善したと分析する。同部門は主力のスマートフォン事業が低迷し、同年7~9月期の営業利益は前期の半分以下に落ち込んだ。

10~12月期はスマートフォン全体の販売台数が減ったものの、「ギャラクシーノート4」などハイエンド製品の販売が伸びた。マーケティング費用の大幅削減も業績の好転につながった。
 半導体事業は、半導体メモリーの需要が堅調で価格が安定しているほか、非半導体メモリーの販売も拡大した。