世界経済が怪しくなっており、また、巨大市場の中国ではVWとGMが市場を席 巻しそうな勢いとなる中、日産とホンダではすでに陰りが見えてきている。それに中国市場の伸びの勢いは最近欠いており、市場内の喰い合いになっている。日 本の反中姿勢と中国の反日姿勢が存在する以上、また中国では日中戦争関係の映画がTVで放映され続け現代の中国民を洗脳しており、過度に販売台数増を期待 するのはカントリーリス・・・続きへ
ホンダはタカタ製エアバック問題では米当局を怒らせてしまい、販売どころの騒ぎではなくなっていた。そうした影響が2015年に出なければよいが・・・。
米国では現在、自動車版サブプライムローン販売が大幅に増加しているとされるが、公共交通網が発達していない米国では、住宅ローンは支払わずとも、自動車ローンは足がなくなることから、払い続けるという国民性ゆえ、危機に瀕する可能性は低いとされ、今後とも増加するとの見方もある。
日本市場は、補助金やエコポイントと同様の効果があった昨年4月前の消費税増税前効果、増税になった途端冷え込んでしまった。予定されていたことであり、仕方あるまい。一過性の政策による売り上げ増による脳味噌のバブル化、その反動が恐ろしい。
少子高齢化の中、低賃金の非正規雇用ばかり増加し、中流層がなくなる政策が続けられており、中型車以上と軽自動車に2極化しつつあるとの見方もある。
工場建屋は25年経ってもしっかりしているが、2040年には現在の1.2億人が97百万人と1億人を3百万人割り込むとされている。おまけに少子高齢化が続き、爺っちゃん婆っちゃんばかりの国にしてしまうハゲタカ追随主義政治が続いているのが現実。
車も大変だろうが、爺っちゃん婆っちゃん用の全自動の自動車ばかり売れていることだろう。少なくなろうが、高給取と公務員だった人はそうした車両を購入することができるだろう。
日本から工場が逃げ出す必然性と長期戦略のない産官が一体となって推進してきたツケが2040年を襲うことになる。
自動車7社の今期(2015/3期)営業利益と16/3期世界販売計画
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2015/3期 決算予想 /億円
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2016年3月期計画(単体)
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売上高
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営業利益
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前期比
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世界販売数
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前期比
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トヨタ
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270,000
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27,000
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17.8%
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900.0万台
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-11.6万台
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日産
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111,500
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5,700
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14.0%
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530.0万台
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11.2万台
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ホンダ
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129,000
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7,200
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-4.0%
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445.0万台
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12.7万台
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富士重
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28,500
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4,100
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26.0%
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90.6万台
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8.1万台
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スズキ
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30,000
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1,880
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0.0%
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283.2万台
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12.1万台
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マツダ
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29,800
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2,100
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15.0%
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140.0万台
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6.9万台
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三菱自
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21,700
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1,350
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9.0%
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129.8万台
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4万台
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ダイハツ
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18,000
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1,100
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-25.0%
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