sponsored

東京国税局は、工業用接着剤製造大手「スリーボンド」(非上場、東京都八王子市狭間町1456)の鵜久森一郎元会長(67)が、2013年までの5年間で、所得計約20数億円の申告漏れを指摘されたことが分かったと報道されている。
元会長は「海外居住」を理由に申告していなかったといい、無申告加算税などを含めた所得税の追徴税額は約5億円。既に申告し、納税したとみられる。

鵜久森元会長は、スリーボンドのシンガポールや香港など複数の海外子会社から、役員報酬として毎年計約2億~5億円を受領していたが、米国などに住む海外居住者に当たるとして、日本で報酬を申告していなかった。

しかし、国税局が調査した結果、日本に1年の半分以上滞在していたことが判明。国税局は生活の本拠は日本にあると認定し、報酬は日本で申告する必要があると指摘、元会長が既に海外で納税した分を差し引いて追徴したとみられる。

また、鵜久森元会長の知人女性が、2013年に3億円弱で購入した東京都港区のマンションの部屋や所有する2億円相当の宝飾品について、資金は元会長が拠出するなどしていたとして、国税局は、元会長からの贈与に当たると判断。女性に申告漏れを指摘し、贈与税約2億円を追徴した。

スリーボンドのホームページなどによると、同社は鵜久森元会長の父・税氏(故人)が1955年に創業し、工業用接着剤の製造販売で国内大手にまで成長させた。海外約20ヶ国に拠点があり、2013年度のグループ売上高は約669億円。
 元会長は1999年から会長を務めて2010年12月に退任したが、その後も海外子会社の役員として、報酬を受領していたとみられる。
以上、
彼女にプレゼントしたマンションが3億円、宝飾品が2億円、それにマンション取得税などがかかった上、追徴税2億円とは、スケールが違う。