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ガソリンスタンドではガソリンが揮発した臭いがあるが、あれがガソリンベーパー(蒸気)によるものらしい。
行政ではすべてのスタンドで義務付けを検討しており、そうなればスタンド側からすればかなりの負担となるが、PM2.5も減らすので従業員やセルフスタンドとしても健康的にはやるべきであろう。

ガソリンベーパーを液化して回収 臭いのしないガソリンスタンドへ | NEDOプロジェクト実用化ドキュメント

99.2% 揮発したガソリンの回収率

ガソリンスタンドに独特の臭いがつきものなのは、給油作業などの際にガソリンが揮発して気体(気化)となり、漂っているためです。ガソリンが気体になったものは、スタンドや石油業界では「ガソリンベーパー(ガソリン蒸気)」と呼ばれています。ガソリンベーパーは人体に有害性がある「揮発性有機化合物(VOC)」の一つです。

VOCの排出削減には、国際的な取り組みが進んでいて、わが国でも2006年から改正大気汚染法が施行され、VOCについても排出規制が実施されています。ガソリンベーパーは、臭いや大気汚染に加えて、引火すると火災の原因にもなります。また、ガソリンスタンドにとって給油量の損失にもつながります。このガソリンベーパーをガソリンスタンドで液化、回収する装置を、給油計量機のトップメーカーである株式会社タツノがNEDOの委託で、開発、実用化しました。臭わない、大気を汚さない、引火防止により安全性も高い、そして経済的なスタンド経営も可能にするガソリンベーパー回収装置、その普及拡大が期待されています。

現在、累計で84台が日本全国で活躍しています。