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北九州市は、北九州空港の滑走路を延長することなど空港活用のための将来ビジョンをまとめた。
北九州空港は、昨年度、旅客数と貨物の取扱量、いずれも開港以来、最多となった一方、もっとも多い時で5つあった定期路線は、3月末から名古屋便が就航するが、現在は羽田路線だけに減少している。
現在、北九州空港からは、SFJ+ANAとJALが羽田へ18便就航させている。

こうした状況を受け、北九州市は、このほど北九州空港の活用策についての将来ビジョンをまとめた。

北九州市は空港を
1、九州・西中国地区の物流拠点とする、
2、ダイヤが過密な福岡空港に代わる受け皿として利用客を増やす
3、航空関連産業の拠点となる
ことなどを今後の3つの柱にしている。
その具体策として今後、
滑走路を現在の2500メートルから3000メートルへ延長
して欧米への直行便が就航出来るようにしたり、福岡都市圏とのバスなどによるアクセスを強化したりする対策などを進めるとしている。
以上、

人口減少が続く北九州市は、開発だけは以前に劣らない大好き都市のようである。
航空関連産業は今や愛知県に集約されており、福岡空港の過密は、既に福岡空港の滑走路を増やすことで国が決定している。
成田や関西空港が、いっぱい余裕がある中で、滑走路を3千メートルに拡張したところで何も変わらない。欧州便など絵空事で、国の借金が増加するだけ。
北九州空港は、24時間空港として貨物便を増加させるしかない。

また、LCCの拠点空港化が望まれるが、空港内に簡易宿泊施設など用意すれば、そうした拠点化も進むかもしれない。ただ、LCC客は観光客が主体であり、観光都市としてアピールしない限り、LCCでも旅客機の増加は見込まれない。クルーズ船以外、九州単独への海外観光客はまだまだ少ない。