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音楽イベントの杜撰な運営が指摘された大阪観光局の新局長に、元観光庁長官の溝畑宏氏が起用されることが固まった。
 
大阪観光局をめぐっては、昨年4月に大阪府などと開いた音楽イベントの運営が杜撰で9400万円の赤字が出て、府の監査委員が組織の抜本的な見直しを求めていた。
大阪府の松井知事や大阪市の橋下市長、それに、経済界の代表らは、いまの観光局長が今月いっぱいで退任することから、後任の人選をめぐって協議。その結果、元観光庁長官で府の特別顧問を務める溝畑宏氏を起用する方針を正式に決めた。

また、松井知事らは、監査委員の指摘を踏まえ、観光局長の権限を明確にするため、いまの組織体制を見直すことも決めた。
このあと、松井知事は記者団に対し、「溝畑氏のような個性が強く、熱意のある人がいまの大阪の観光戦略には必要。高い目標を掲げて大勢の観光客が訪れる大阪をつくってほしい。音楽イベントの問題についてはしっかり検証しながら、新しい組織をつくりたい」と述べたと報道されている。
以上、

溝畑氏は京都出身の東大卒、自治省に入省、大分県庁へ出向、サッカーの大分トリニータにも携わり、要請を受け、自治省を退任して、大分トリニータの経営者となった。トリニータをJ1に昇格させるなどトリニータの第1期黄金時代を築き上げた。
しかし、マルハンもスポンサーとしていたことから、サッカー協会がパチンコ業界のスポンサーを締め出し、大分トリニータは経営難に陥り、成績も補強できず不振に陥り実質解任された。前原誠司氏と近いとされ、その後国交省外局の観光庁の長官に抜擢されていた。
大分県はこうした顔の広い逸材を放出してしまったともいえる。