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バブルが崩壊して20年数年間で、すっかり自由が自由 でなくなった。一昔前は男性もパンチパーマが大流行、どんな会社にもそうしたパンチ君がいた。その後、景気が悪化するとともに人の心はおおらかさを失い、 違法な規律を並べ立て違反者は解雇、ブラック企業ばかりがまかり通り、それも保守化している。スーパーさえブラックな例だろう。

アルバイト先だった兵庫県加古川市内のスーパーマーケットで、地毛なのに「髪を黒く染めろ」などと命令され、精神的な苦痛を受けたとして同市内の女子高生(17)がスーパーに慰謝料など60万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、地裁姫路支部であった。

勝又来未子裁判官は「生来の身体的特徴を否定するのは極めて不適切」などとして、スーパーに慰謝料など33万円の支払いを命じた。
判決によると、女子生徒は2014年5月からレジ打ちや食品の陳列を担当。髪を茶色に染めていないのに、同店の副店長から「頭が少し茶色いから、染めるか辞めるかの二者択一で決めてほしい」と言われるなどされた。

判決で、勝又裁判官は、副店長の発言は「髪を染めるか退職かを選択させる理不尽なもの」と指摘。「原告の精神的苦痛は甚大だった」とした。
女子生徒の代理人弁護士によると、女子生徒は「日本人なら髪の色は黒でしょう」などとも同店従業員からも言われたという。代理人弁護士は「女子生徒の髪は地毛で、直せと言われても直せないもの。理不尽な命令は認めないとする評価できる判決」と話したという。
以上、読売新聞参照