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電動鉛筆削り器開発の(株)エルム・インターナショナル(東京都板橋区東新町1-26-14、代表:清水謙)は4月3日、事後処理を柳澤憲弁護士(電話03-3580-1331)に一任して、事業を停止した。
負債額は約11億円。

 同社は電動鉛筆削り器はじめ事務機器、工業用ディスペンサーなどを中国の傘下工場や東南アジアなどへ生産委託、事務機器は国内の事務機器メーカーへOEM供給や輸出もしていた。最近でも20億円前後の売上高を計上していた。
しかし、日銀の円安政策の進行は超円安に至り、仕入れコストが大幅高に、メーカーへの納入価格に転嫁できないまま採算性を急悪化させていた。
エンドユーザーである子供の少子化進行、シャープペンばかりかタブレット端末使用の教育など脱鉛筆の流れも加速している。
民事再生でも可能と思われるが、成り行きが注目される。

会社概要
商 号
株式会社エルム・インターナショナル
本社所在地
東京都板橋区東新町 1-26-14
資本金
2,800万円
設 立
1983年(昭和58年)11月24日
代表取締役
清水 謙
事業内容
OEM製造・販売(事務用品・事務用機器・工業用機器)
取引銀行
三菱東京UFJ銀行 三井住友銀行 城北信用金庫
主要取引先
コクヨS&T、内田洋行、エーコー、共和、キング工業、サンリオ、トラスコ中山、ナカバヤシ、ニチバン、日東電工CSシステム、プラスステーショナリー、丸紅インフォテック、明光商会、ライオン事務器、リスパック、LIHIT LAB.
主要輸出国
米国 イギリス ドイツ フランス オランダ イタリア スペイン スウェーデン 中国 香港 台湾 韓国 タイ マレーシア シンガポール インドネシア
事業所一覧
<サポートセンター(生産・物流拠点)>  
千葉県千葉市若葉区都賀2-18-5
< 系列中国工場> 
広東省東莞市長安鎮烏沙江貝第三工業区歩歩高路122号