大正時代創業で製材、木材チップ製造の葛巻林業（株）（岩手県盛岡市菜園１－３－６、代表：遠藤保仁）は５月１日、申請処理を東海林利哉弁護士（電話０１９－６２３－９５１１）に一任して、盛岡地方裁判所へ自己破産申請した。

負債額は約９億円。

同 社は、製紙工場向けに木材のチップ材を製造していたが、東日本大震災で納入先工場が被災し、売上高が急減、その後も回復せず、売上高は２億円台まで落ち、 借入金による工場への投資金が負担となり、債務超過にも至り行き詰った。同社は製材や燃料用木質ペレット製造なども行っていたが、主業のチップ材の売り上 げ回復が叶わなかった。