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中国政府当局は、1年間で2.5倍になった株価を空売り規制緩和で冷やそうと懸命であるが、一時的に下がったものの、金融緩和政策を取り続けており、その後倍返しの反動にあっている。

眼下の中国経済は低迷したまま、好転した指数の材料を探すのが難しい状況だ。最近では、車の売れ行きもその勢いを失してきている。
いまや、中国企業のコストアップで、東南アジア勢に市場を奪われつつあり、中国勢自ら、東南アジアに生産拠点を移転させている企業も多くなっている。
欧州はじめ世界経済が回復しない限り、中国経済は良くならないだろうが、超大型市場の中国がいつまでも輸出主導型経済などありえない話だ。
28日の上海の総合指数は、▲321.45元下落して4,620.27元となっている。

下落率は前日比▲6.50%だった。

<28日NYダウ>
 28日のNYダウは、こうした中国株の下落と燻り続けるギリシャ金融不安に押され、また、最近のドル高で輸出企業の業績が悪化するとの懸念が台頭し下げた。

<28日の米市場>
1、NYダウは▲36.87ドル下げの18,126.12ドル。
2、対ドル円は123.88円
3、対ユーロ円は135.78円
4、WTI原油先物価格は58ドル(一時56ドル台まで突っ込んだが、前日比でも高くなった)
5、最近外れが多いSGX日経平均は、▲55円安の20,490円。

<米経済指標・新規失業保険申請者数>
米労働省が発表した23日終了週の新規失業保険申請件数は、前週比7000件増の28万2000件だった。27万件への減少を見込んだ市場予想に反し、悪化した。
ただ、申請件数は30万件を下回り続けており、景気がさえない中でも、労働市場が堅調さを増したとみられる。

<上海総合指数>28日は▲321.45元下落の4,620.27元
上海総合指数