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パナソニックは、通常の設備投資に加え、2015年から2018年までに戦略投資として1兆円を投じる。その中で、自動車関連事業では今期、前年より約6割多い約1千億円の設備投資をする。

前期までの2年間は「構造改革を完遂させる」として、投資を抑えがちだったが、力を入れている車関連で積極策に転じる。

具体的には、来年の稼働を目指し、電気自動車メーカーの米テスラ・モーターズと米国で建てているリチウム電池工場の設備に320億円投じる。当工場には、立ち上げに数百名の同社社員を派遣する予定。

さらに、この1千億円とは別の「戦略投資」として、スペインのミラーメーカー「フィコサ・インターナショナル」に出資する方針。
カメラでとらえた映像を、車内のミラーで鮮明に表示するシステムなどの共同開発を進めるためで、投資額は280億円になる。