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神奈川県川崎市にある聖マリアンナ医科大学病院で、11人の医師が重い精 神障害がある患者の強制的な入院が必要かどうかなどを判定する専門の医師の指定を不正に取得していた問題で、こうした医師の指導に新たに3人の医師が当 たっていたことが分かり、厚生労働省は3人の指導医について指定の取り消しを検討することにしている。
聖マリアンナ医科大学病院では、11人の医 師が、重い精神障害がある患者に対し、強制的な入院が必要かどうかなどを判定する「精神保健指定医」という専門の資格を不正に取得していたとして、厚労省 は、今年4月、11人の医師と上司に当たる指導医9人の計20人の指定を取り消した。

11人の医師は、指定を取得するため、自分が診察していない患者のレポートを提出するなどして国の審査を受けたが、大学や厚生労働省が調査を行ったところ、新たに3人の医師が不正を行った医師の指導に当たっていたことが分かったという。
厚労省は17日、医師の処分を検討する「医道審議会」の部会を開き、3人の指導医について指定の取り消しを検討することにしている。結局23人の指定取り消しとなる。